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著者:やーはち
表紙イラスト:坂之下しま
A6サイズ/ 112P
「毒親育ちが大人になってから」
親から離れても、毒親育ちによる苦しみは終わらなかった――。
アル中の父、過干渉の母親に育てられた筆者による初のエッセイ本。
2023年11月11日の文学フリマ東京37にて販売し、ほぼ完売しました。
<読者よりいただいた感想>
・あまりにリンクする部分が多く泣きながら読みました。
複雑な家庭環境で育った友人はいても、
同じような類の毒親の元に生まれ育ったという方に
直接お会いしたことはなかったので、勝手ながら
ようやく同じ種族に出会えたような不思議な感覚を覚えました。
・「私は脳に地獄を飼っていることになる。実家を出ようが父を乗り越えようが、毒親育ちであることは常に過去ではなく今の問題だ。」
この一文に深く頷かずにはいられなかった。親ってあまりに自分のパーソナルな部分に組み込まれている。その存在が自分を傷つけ続けてきた経験は、人生そのものとなって重くのしかかってくる。この人生を生きるのか、と暗澹たる気持ちになる。だけどそれが幸せにならない理由にはならない。結婚式を「勝ち取った権利」と表現しているのがよかった。これから幸せになるしかないのだ。
・巨大な会場の中で一番パンチがあって目を惹いたから友達じゃなくても手に取っていたと思うし、
教師という仕事をしている俺には必読書だった。
・巨大すぎる会場に迷い、時間ギリギリで辿り着け、買えた本。帰路は1時間程だったと思うけど、買った数冊の中から真っ先に手に取り、一気に読んでしまった。
子は親を選べない。今までの選択や感覚は全然間違ってないよと言ってくれるような、自分には救いの言葉に写った、出会えて良かった本。
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